園長より

就任3年目のごあいさつ

社会福祉法人 双葉町子供の家保育園
理事長・園長  
勝田 徹

 私が保育園の園長に就任して今年度で三年目を迎えました。就任してからあっという間の二年間でした。就任した時は、日本全体が「待機児童」の問題で大変でした。今でも、それは続いています。年中、途中入所の申し込みが絶えません。入所希望者の偏在が原因の一つだと私は思います。そして、とうとうネットのブログに書かれた「保育園落ちた、日本死ね」が話題になりました。少子化の中、子どもを産み育てる両親の期待に添っていないことへの記事だったと思います。大変ショッキングな記事で社会的な待機児童問題が巻き起こりました。皆さんは、そのブログの全文を読まれたことはあるでしょうか。刺激的な題名だけでなく、日本社会への不満が多く綴られています。そして、保育園問題だけではなく、日本の社会への根深い不満が根底にあります。

 私は、それを読んで、今、本園に来ている子ども達や保護者の皆さんにも、いろいろなことがあると思いますが、保育園にいる時は保育理念で謳っている土と太陽と水でのびやかに子ども達を育む保育をしたいと強く思います。

 保育園や保育士ができることは、保育と子育て支援です。そして、乳児期から幼児期にかけての、人となる重要な時期をあずかっているという自覚を持って日々の保育に邁進しています。

 行政ができる事は、制度や枠組み(スキーム)を作ることです。それに命を吹き込むことができるのは、現場にいる多くの保育者だと思うのです。ですから、園長として保育者のあらゆる環境の整備と保護者との連携を強くする中心的な働きをしなくてはならないと覚悟しています。保護者の皆さんにもご支援をお願いします。

 さて、「保育園落ちた・・」の子どもさんは、入園できたのでしょうか。それは分かりません。少子化が進み、やがて「待機児童問題」は収束するのでしょうか。とても気がかりです。ここ駅西臨海地区では、まだまだ先が見えない状態が続いています。

 話は変わりますが、私は以前小学校に勤務していました。そして、六年間という長い期間、教育による大きな伸びに驚くことが多々あったと思い返して、それを保育園での六年間にあてはめてみると、伸びの大きさは小学校とは比較にならないほどの成長だと思うのです。「這えば立て立てば歩めの親心」子どもの成長を待ちわびる親の気持ちを言ったことばですが、その劇的な瞬間に居合わせることのできる喜びをこれからも感じていきたいと思います。今年度もよろしくお願いします。